ヒールを履くとかかとが痛い!痛くなる原因とその場でできる応急処置

ヒール(パンプス)は足を細く見せたり長く見せたりなど足の印象をスマートにするので、積極的に履く方は多いと思います。

でも、大抵ヒールを履くとかかとが痛くなるのがお決まりで、毎回毎回その痛みをスマートな印象と引き替えにして耐えている方も多いのではないでしょうか?

それにしてもヒールパンプスを履くとどうしてかかとが痛くなるのか、その原因が疑問になりませんか?

実はヒールを履くと起きるかかとの痛みにははっきりとした原因があったんです!

目次

ヒールでかかとが痛くなる原因

外反母趾

パンプスを履いている方で外反母趾という言葉を知らない方はまずいないと思います。

具体的には足の変形を引き起こしてしまう一種の外傷なのですが、主に親指の付け根の間接部分が大きく腫れ上がったり、内側に盛り上がってしまうのが代表的な症状だと言えます。

ではどうしてそのような症状が出るかと言うと、簡単に言ってしまうと「足がパンプスに合わせなければならなくなった結果」です。

パンプスっていろんなデザインがあって、そこはどうしても「デザイン重視」になってしまいがちではないでしょうか?

つま先がとても細いものやヒールが細すぎすものなど、足の健康のことはあまり考えられていないことが多くて、履いた足の方がパンプスに合わせなければなりません。

その結果足がパンプスのデザインに合ってしまって、足の親指が反り返ったりなどという症状が出てしまうことになるんです。

また、つま先立ちをしなければならないような高いヒールやかかとに重心がかかるパンプスなどはかかとの痛みの原因になります。

足底筋膜炎

足底とは要は足の裏なんですが、かかとから土踏まずにかけて大きな筋膜が1本走っていてそれを「足底筋膜」と言います。

この筋膜は足に加わる衝撃や負担を軽減する役割があるんですが、足に負担が常にかかるヒールを履き続けることでその能力が弱まってしまって炎症を起こしてしまうんです。

どんな高性能のバネだって何度も何度も繰り返し使い続けていれば性能は落ちてしまいます。

それと同じで、足底筋膜が絶え間なく衝撃や負担を受けることでついに限界になってしまうんです。

痛みはかかとだけでなくかかとより少し指側、土踏まずにまではいかない辺りにも多く、主につったような痛みがあることがほとんどです。

どうにかしたい!かかとの痛みの対処

どの原因でも基本的な対処法は同じです。

足に負担のかからない靴を選ぶ

足に負担のかからない靴選びというのは、パンプスによるかかとの痛みへの対処として最も基本的なことであり最も重要なことです。

ですがパンプスはデザインで選ぶ要素が強いので、履きやすさを重視するかデザイン性を重視するかの選択は難しいところですよね。。。

しかし「できれば」「比較的に」足に負担の掛からないヒールパンプスを選ぶようにしましょう。

なのでデザイン100%で考えるのではなくて、デザインが80%としたら機能性を20%くらいに考えて、ちょっとでも足に優しいヒールを選ぶことをおすすめします。

また、就業時はヒールを履いて、通勤の行き帰りや休みの日は足の健康を考えた靴を履く方法は効果的でおすすめです。

ヒールパンプスも確かに姿勢をピシッとしてくれますが、体幹を鍛えるようなスニーカーはダイエット効果もあるので、TPOに合わせて使い分けるとスタイルも足の健康もどちらも大事にすることができますよ^^

帰宅後はマッサージなどのケアをする

足底筋膜炎などはヒールによって常に足に負担がかかっているために起きる症状なので、その負担を別のところで軽減してあげる工夫が必要です。

その点、マッサージやストレッチは最も有効的で最も気軽に始められる方法と言えるでしょう。

マッサージ方法としては、土踏まずとかかとの周囲をそれぞれ2〜3分かけてあまり強く押さえずに優しく揉みほぐすようにしましょう。

ストレッチ方法としては、足の指を持って体側に強めに反らしたり、足の指でグーパー体操を繰り返すと足がほぐされてきます。

中敷きを使う

これについては後述しますが、少しでも足の負担を軽減するためにパンプスのソールに中敷きを入れて、外反母趾や足底筋膜炎の予防をするよう心がけましょう。

予防でなくても中敷きは使うだけで症状の緩和も期待できるので、どちらにせよ使わない手はありません。

足が痛くて歩けない!!簡単応急処置法

では、もし歩いている最中にかかとが痛すぎて歩けなくなってしまったら、一体どうすればいいんでしょうか?

手持ちのティッシュなどをかかとに敷く

もし外反母趾や足底筋膜炎でかかとが痛くなりすぎてしまったらその際はティッシュなどをかかとに敷いてとりあえずクッションの代わりにしておきましょう。

あまり分厚いものを敷いてしまうと高さが出てしまってよけいに足の負担になるので、ティッシュくらいがちょうどいいです。

その他ハンカチやあるならガーゼ、布切れなど、一時的にクッションになれそうなものならなんでもいいので、とりあえず敷いてください。

休憩やマッサージをしつつ歩く

その痛みは、疲れや負担が溜まりに溜まってしまった結果かもしれないので、休憩してマッサージなどで足をほぐしてからまた歩くようにしましょう。

それでまた痛くなったら休憩やマッサージをして、また歩き始めて痛くなったらまた休憩やマッサージ…その繰り返しです。

足の疲れや負担の原因はヒールで歩き続けることで起こる血行不良や血流不足がほとんどですので、パンプスを脱いでマッサージをすることでそれらを解消してあげましょう。

血行や血流が改善すれば足の疲れや負担も軽減できるので、また歩き出すことができるでしょう。

それに、窮屈なパンプスを脱いだだけでも開放感がありますし一時的に痛みなども軽くなりますので、痛みがある時は足を休足させてあげましょう。

かかとの痛みにこれ!おすすめ商品

インソール

要するに「中敷き」のことで、パンプスの底(ソール)に敷くだけで足の負担はかなり軽減できます

しかし現代ではかなり多くの種類のインソールが出回っていて、一口にどのインソールが足に合うかはは個人によりけりです。

現在お使いのインソールに比較的近い形状、またはお値段自体はほとんどがリーズナブルですので、いくつか実際に使ってみて自分に合ったものを探すのが一番の近道でしょう。

かかと用のクッション

インソールとはまた別で、かかとだけに特化した中敷きのクッションで、ヒールパンプスによるかかとの痛みをピンポイントで軽減します。

現在は足底筋膜炎用のクッションも販売されていて、自分の症状に合ったクッションを選ぶことも難しくなく、価格もお手頃ですので気軽に購入できるでしょう。

もっとも、インソールと同じくかなりの種類がありますのでじっくりと選んで実際に使ってみて、自分に合うものを気長に探すのが現実的かと思います。

いかがでしたか

ファッション性やデザイン性を求められる女性は否応なしに「足」もそれを求められていろいろ大変です。→膝の黒ずみ解消には保湿が必要【簡単に始めれる対策方法】

実のところ「ヒールなんて痛いだけだから履きたくない」「ほんとはスニーカーでいい」なんて本音が多くの女性の心には存在するように感じます。

でもパンプスを履くことが求められる職種や状況があるのは避けられない事実です。

出来るケアや対処法などを取り入れて「痛いヒール」とはサヨナラしましょう!

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