ダイエット・・・
性別問わずコンプレックスを持っている方は多いと思いますが、特に女性であれば永遠のテーマと言っても過言ではないでしょう。
しかもモデル体型を目指すのであれば、並大抵の努力では太刀打ちできないように感じるかもしれません。
無理な食事制限はストレスが溜まるし、運動は天候とか体調にも左右されるし、そもそも続けるのに相当な努力が必要だし・・・。
だからと言って「楽さ」を重視したダイエット法だと効果がいまいちなことが多いですよね。
もっと続けやすくて効果的な痩せ方があれば・・・と思っている女性はたくさんいらっしゃると思います。
そんな私が最近小耳に挟んで興味深いなぁと思ったダイエット法があります。
ダイエットに敏感な方々の中にはすでに知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
「もち麦ダイエット」というダイエット法について聞いたことがありますか?
聞くところによると、体重65kgの女性が2週間で5kg痩せる・・・とか。
しかももち麦を食べるだけで!
なんて楽ちんでお手軽なダイエット方法なんでしょうか!
でも食べるだけダイエットで本当に痩せるのでしょうか??
今日はそんな疑問だらけの「もち麦ダイエット」の真偽に迫りたいと思います。
目次
「もち麦」って何?
もち麦とは、ビールや麦茶によく使われている大麦の一種です。
国が変わればイタリアやフランスでは料理に使われているそうです。
でもお米に『うるち米』と『もち米』があるように、大麦には『うるち種』と『もち種』があります。
押し麦は『うるち種』で、もち麦は『もち種』に分けられるので、含まれる栄養素の量も違います。
また、お米の場合、精米すると栄養価が落ちてしましますが、
もち麦は粒の真ん中に栄養が詰まっているので、外皮を削って精麦しても栄養価が下がることはありません。
もともとは兵庫県の名産品として売られていましたが、
最近になってダイエット効果やコレステロールを下げる効果が高いことが分かり、
日本国内だけでなく、アメリカやカナダ、そしてオーストラリアでも知名度が高くなってきつつあるスーパーフードです。
「もち麦」がダイエットに効果的なワケ
腸内環境を整えるのに欠かせない食物繊維には不溶性と水溶性の2種類があり、
不溶性食物繊維は便のかさを増す効果があるのに対して、
水溶性食物繊維には糖質や脂質の吸収を抑制する働きがあるので、肥満解消に効果的なんです。
大麦の中でももち麦は特に水溶性食物繊維(その中でもβーグルカン)が豊富なんです。
水溶性食物繊維βーグルカンはもち麦の中心成分の含まれていて、体内に入ると水分でゼリー状になり、
糖質や脂質を包み込んで吸収を抑えてくれるんです。
つまり、水溶性食物繊維を多く摂ることがダイエットのカギになるのですが、
そもそも食物繊維を多く含む食品を一度に多く摂るのはなかなか難しいですよね。
食物繊維の一日の摂取目標量は成人男性で20g以上、女性だと18g以上とされています。
レタスは100gあたり食物繊維1.1g、キャベツは1.8gですが、
キャベツ単体で考えたら、一日に丸々1個食べなきゃいけないんです!
一個って・・・
毎日続けられる人がいたら尊敬します!
まぁ顔痩せ効果はありそうですが・・・。
その点もち麦の食物繊維量は100gで驚きの4.8g!!(水溶性9g、不溶性3.9g)
ちなみに白米は0.5g・・・。
ホカホカの白ごはんは間違いなくおいしいですが、健康やダイエットの点から考えるととてももったいない食品ですね。
なのでもち麦ごはんを一日に2~3食に、食物繊維が多く含まれている野菜のおかずなどをプラスして食べれば、
一日の目標摂取量18g(女性の場合)は不可能ではない数字になります。
こう考えるともち麦がスーパーフードと呼ばれる理由が理解出来ますね~。
「もち麦」ダイエットの方法
もち麦ダイエットはとても簡単です。
- もち麦ごはんを朝ごはんで一膳食べる。(でも一日に2食でお3食でもOK)
- それ以外の食事は普段通り。
- とりあえず2週間は続ける。
朝ごはんにもち麦を摂取するのがオススメなのは、その方が一日のカロリー摂取量や血糖値をコントロール出来るから。
でももち麦ごはんが口に合うのなら、2~3食食べても問題ないです。
また、白米にもち麦を混ぜたごはんを3食食べるとか、100%もち麦ごはんにしてもOKなので、
自分自身が続けられそうな回数や配合量を色々試してみてください。
でも効果がより実感できるのは100%もち麦で炊いたごはんのようです^^
これだけは守ってほしい、「もち麦」ダイエットの注意点
ネット上では、もち麦ダイエットは効果がないとか、痩せない、といった否定的な意見も目にします。
どんなダイエット法でも言えることですが、
ダイエット方法には体質的・生活スタイル的に合う合わないなどの個体差があると思います。
また、間違った方法を実践したために効果が出なかったということも考えられます。
もち麦ダイエットで失敗しないためにも、守ってほしい注意点をまとめました。
■実施期間
もち麦ダイエットとは、即効性のあるダイエット方法ではありません。最低でも2週間は続けないと効果は表れないでしょう。
その理由としては、このダイエットは体質改善を主な目的としているからなんです。
もち麦には水溶性食物繊維が多く含まれていると書きましたが、
その水溶性食物繊維は、摂取することで腸内にいるデブ菌(脂質や糖質)を吸収しやすい菌の数を減らすことによって、
太りにくく痩せやすい体へとシフトチェンジして、その結果ダイエットにつながる、ということなんです。
腸内環境を改善するにはある一定の期間がかかるので、もち麦ダイエットは最低でも2週間は必要なんです。
効果がすぐに出ないからと言ってすぐにあきらめるのは一番もったいないことです。
気持ちに余裕を持って取り組むのが、このダイエットを制する秘訣かもしれませんね。
■栄養素不足
もち麦には確かに食物繊維が豊富ですが、ビタミンとミネラルなどが抜群に多いわけではありません。
ダイエットというと何となく食べる量を減らしてしまって、そのせいで必要な栄養素も取り損ねてしまいがちですよね。
ビタミンやミネラルが不足すると便秘になりやすくなり、太りやすくもなります。
なので、もち麦を食べているから他は大丈夫!というような考え方ではダイエットで効果を出すのは難しくなってしまいます。
ダイエットの基本としては、必要な栄養素はきちんと摂取する!です。
ただ表面的に摂取する食べ物を減らすのではなく、
必要栄養素はしっかりとって、不必要な脂質や糖質を控えるようにしましょう。
また、青汁を毎日の食事に加えることも有効な手段ですね。
■咀嚼(そしゃく)回数が足りない
もち麦は玄米のようにプチプチとした噛みごたえのある食感です。
玄米を食べたことがある方なら分かるかもしれませんが、噛む回数が増えますよね?
実は玄米はよく噛んで食べないと腸内で効果を発揮しない食品なんです。
もち麦もそれと同じで、よく噛んで食べることによって脳の満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防いでくれ、
また、胃の中でβーグルカンが水と混ざって溶け膨らむので、満腹感を早く感じられる食品なんです。
咀嚼回数が少ない、いわゆる早食いは、せっかくのもち麦の効果を殺してしまうことになるので気を付けましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
もち麦のすごさ、伝わったでしょうか??
モデルを目指す人も、ダイエットを目標としている方も、まずは腸内環境を改善することが大切ですので、
一緒に「もち麦」ダイエット、始めてみませんか??
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