タロットカードを使ってみたいけれど、「具体的な手順がわからない!」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
カードの意味も大体は掴めてきたところで、本格的に友達を占ってみたり実践的に活用してみたいですよね。
タロットカードの読み方はもちろん大事ですが、他にもタロット占いをする上で大切なことがあります。
今回は、タロット占いの具体的な手順について詳しく解説していきます!
目次
タロット占いの手順
タロットカードをする上で、大切なことを順を追ってご説明していきます。
1.空間を整える
「空間」と聞くとちょっと本格的な感じがしますよね。昔ながらの占い師さんが、水晶玉に手をかざしているところを想像した人は多いのではないでしょうか。
しかし、今回の空間とは「環境作り」のことです。タロットカードと真剣にまっさらな気持ちで向き合うには神聖な場所を作る必要があります。
簡単な話ですが、散らかった部屋や机の上に色んなものがゴチャゴチャと乗っている状態ではなかなか集中できないものです。
まずは、掃除や整理整頓をして気持ちも一緒に整えてみましょう。
2.深呼吸をして心をクリアに
環境作りが整ったら、次に心の状態をできるだけクリアにするようにしましょう。
難しく考えず、いったん頭の中にある様々な考えを手放すようにします。何も考えず、リラックスした状態でボーッと視点を一点に集中してみます。
そして、そのままゆーっくりと深呼吸を繰り返します。鼻から空気を吸って口から長めに吐ききり、目を閉じることを数回繰り返してみましょう。
続けていくうちに、「よしこれでOK」という感覚がわかるようになりますので安心してください。
3.質問を問いかける
環境や体の状態が良くなれば、この時にようやく「質問を整理」することができます。
深呼吸を繰り返していくうちに、初めにタロットカードに聞こうとしていた質問とは違ってより具体的になっていることが多いです。ですので、真っ先にタロットカードに質問するようなことは避けたほうが無難です。
精度のよい質問には、タロットカードのほうも答えやすくなり明確な結果を得やすいのです。
タロットカードへの問いかけがまとまらない時は、ノートや紙に一度、感情を書き出してみましょう。文字として見ることで具体的な質問が浮かんできやすいです。
そして、質問するときは「必ず答えを得られる」という確信が必要です。ここで疑心暗鬼になっていては、タロットカードの展開も狂ってしまいます。提示されたタロットカードは「明確な答えだ」という信じる気持ちを大切にしましょう。
4.スプレッドを決める
質問を考える際に同時に大切になることがあります。それは、どんなスプレッド(カードの展開法)を使って占うか?ということです。マイナーなものからメジャーなスプレッドまでたくさんの種類の展開法があります。
自身が一番しっくりくるスプレッドで占いことが一番ですが、初めの頃はメジャーでシンプルなスプレッドがオススメですよ。あらかじめ、どんなスプレッドがあるのか調べてから興味のあるものをトコトン実践してみるのも楽しめます。
また、質問の内容によっては、過去や未来に重点を置くようなスプレッドではなくて、現在の深層心理に重きをおいたスプレッドのほうが答えを得やすい場合もあります。
スプレッドを全て覚えるのは大変ですので、スプレッド集をまとめて書き出しておくと柔軟に質問に対応していけますよ。
5.シャッフル&カット
スプレッドが決まれば、カードをシャッフルします。基本的には、カードを裏向きにして時計回りに両手でかき混ぜますが、逆位置を取らない場合は、片手にカードを持ちもう片方の手でカードを繰ることもできます。
しかし、より公正な判断ができるようにシャッフルできる時計回りの方法をオススメします。シャッフルの際にはクロスを敷くとシャッフルしやすく、タロットカードにも傷がつきにくく長持ちします。
タロットカード専用のクロスを購入するのも良いですが、お気に入りの厚めの敷物を探すのもオススメですよ。
気が済むまでシャッフルすると、次にカットをします。カットとは、カードを3つの山になるように振り分けることですが、必ずしも均等に3つに分ける必要はなく、おおよそで大丈夫です。
3つに分けたカードを1つにまとめます。このとき、バラした順番ではなくランダムに一つにするようにしましょう。
6.展開する
シャッフル&カットを終えたら、タロットカードをスプレッドの配置通りに展開していきます。
カードを表向きにする際に、逆位置を取る場合は左右のどちら側かからめくるようにしましょう。上下にめくると正逆がさかさまになってしまいますので注意が必要です。
ここまできて、やっとカードを読むことができます。カードの意味やメッセージを読み取ることを、「リーディング」といいます。
タロットリーディングのコツ
実際にスプレッドを使用してタロットカードを展開してみると、展開されたカードの解釈に困ってしまうことがあります。そんな時のために、タロットカードからのメッセージを習得しやすい方法がありますので、ご紹介していきます!
大アルカナと小アルカナの比率
タロットカードには、大アルカナと小アルカナが存在します。大アルカナは、大きく広い抽象的な意味を持っていますが、小アルカナは小さな日常を具体的に表しているカードです。
大アルカナが、物事の根本的な意味を示しており、小アルカナは表面的で一時的な意味を示しています。ということは、大アルカナの方が、メッセージ性が強く優先して読み解く必要があります。
まずは、展開して出たカードの大アルカナと小アルカナ、どちらが多く出ているのかを見てみましょう。そして、大アルカナのほうの意味を優先的にメッセージとして取り入れるようにします。
正位置と逆位置の比率
大アルカナと小アルカナの数の比較と同じくらい、タロットカードの正位置と逆位置の比較も重要になります。
例えばほとんどが逆位置の場合、
・「質問そのものが良くない」
・「考えがまとまっていない」
・「今はまだ不透明」など、カード側からの警告を示す場合があります。
このような時は、質問を変えるか時間を置いてから質問することをオススメします。
タロットカードの逆位置は基本的に、
・正位置のカードの意味を過剰にしているか、不足にしているかです。
そしてそれは、
・エネルギー状態が悪く、前に進みづらい要因があるということを暗に示しています。
ですので、障害となることをしっかりと読み取っていくことが重要になります。
仮説を立てる
タロット占いで大切なことは、実は仮説を立ててストーリーとして矛盾していないか?ということです。
ストーリーや仮説と聞くと、答えを作っているように感じますよね。決してそうではなく、ひとまずストーリーを膨らませる作業が必要になってきます。
カード一枚の意味に引っ張られ過ぎると、全体のメッセージが読み取り辛く偏った鑑定になってしまいます。そうならないためにも、「もし、こうだとしたら?」という風に話を進め、矛盾点を洗い出すことが大切です。
複数のカードの意味を交互にみながら、カード同士の関連性を読んでいくようにしてみましょう。
まとめ
タロットカードの実践についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
タロット占いは複雑で難しい印象をもっている人も多いかもしれませんね。でも、タロットカードを大切なお友達だと思いながら親しむことで、自然にメッセージを読み解けるようになります。
ぜひ、手に取ってどんどん実践してみてくださいね。