ケミカルピーリングと人気のピーリング化粧品の効果ってどれくらい違うの?

美容について調べていると、ピーリングという言葉をよく聞きます。ピーリングとは一体どんなものなのか、ご紹介していきたいと思います。

目次

ピーリングについて

ピーリングとは薬品や美容整形外科などで肌の古い角質をはぎ取って、新しい皮膚の再生を促す効果をもたらす美容方法です。通常、肌のターンオーバー期間というのは、20代の人では、28日となっており、年を重ねるごとに、30代~40代では3045日まで期間が延びてきます。

この新陳代謝が滞ると、皮膚の表面にある古い角質などが洗い流されていかずに、顔のくすみやしみなどの原因になります。肌の色が少し黒く見えることやシミが目立つというのは、古い角質が肌に溜まっていることが原因とも考えられます。そこで、化粧品や美容整形外科などでピーリングという処置を行うと、古い角質が除去されて、顔色がワントーン明るくなるという効果も期待できます

ピーリングを行うことで、肌の新陳代謝を活発にすることは出来ませんが、正常な新陳代謝のサイクルに戻すことは可能です。ピーリングは行うと顔色が明るくなるというように効果が実感できるので、毎日でもしたいという方も多い様子ですが、毎日行うと必要な皮膚まではぎ取ることになってしまいますので、1~2週間に1回のスペシャルケアとして行うことが推進されています。

ピーリングには自宅で行えるピーリングとクリニックに出向いて行うピーリングがあります。自宅で行えるピーリングには石鹸や化粧品などが販売されています。自宅でも使用できるものであるため、成分は弱めでマイルドに製造されている商品が多いです。効果としては、肌を柔らかくしたり、毛穴に詰まった皮脂を取り去るくらいのものだと考えましょう。ニキビ跡シミの対策を行う場合には、クリニックなどに出向いて、自宅で化粧品も併用するという方法で行うのがいいのではないでしょうか。

どのような症状に効くのか

ファンデーションのノリが悪い肌のキメが荒くなっている、肌全体のくすみが気になる、化粧水をつけても潤わないなどのトラブルは肌に古い角質が溜まっていることが原因とも考えられます。

皮膚が老化すると、肌の入れ替わりがスムーズに行われず、古い角質が肌に残ることになります。毛穴などに古い角質が溜まりますと、ニキビの原因になりますし、古い角質はくすみやしわなどの原因にもなります。そのような場合には、その古い角質を洗い流すようなケアをすることが必要になります。

また、ピーリングの種類は様々あり、化粧品などのピーリングでは古い角質を落とす効果が期待できますが、美容整形外科で行うカーボンピーリングやケミカルピーリングなどでは、肌に刺激を与えることで、肌の育成機能を正常化して、新しい素肌を再生させる効果が期待できますので、でこぼこになってしまったニキビ跡の改善などにも効果があります

ケミカルピーリング(詳細)価格・効果など

ケミカルピーリングは、皮膚に薬品を塗ることにより、皮膚をはがすことで、新しい皮膚の再生を促して奇麗な素肌を目指すという方法です。ケミカルピーリングはエステなどでも行われていましたが、腫れや炎症などを起こしたという事例も出てきたことから、ケミカルピーリングを行えるのは医師業のみということが義務付けられるようになりました。

ケミカルピーリングに使用されている薬剤は以下のようになります。グリコール酸、サリチル酸(マクロゴール基剤、エタノール基剤)、トリクロロ酢酸(TCA)、その他には、乳酸、ベーガーゴードン液、フェノールなどがあります。これらの薬品の濃度を変えたり、数種類の薬品を混ぜて使用することもあります。

ケミカルピーリングではそのはがす皮膚の厚さによって4段階に分かれています。厚く剥がすと、前癌病変などの病変を取り除くことも可能ですし、薄く剥がすと、皮膚の再生機構が働いて新しい皮膚が再生していくことになります

ケミカルピーリングに効果的な症状

出典:http://ashley0226.ti-da.net/e8403001.html

にきび

にきびは毛穴に皮脂が詰まって炎症を起こすことで赤みなどが出てきます。ケミカルピーリングを行うとその毛穴が貫通することになりますので、ニキビができにくい素肌になります。また、膿を持ったにきびの場合にもケミカルピーリングで排膿が促されますので、治癒が促進されることになります。

しみ

しみは肌にメラニンが蓄積することによって目立っていきます。ケミカルピーリングによって、肌の新陳代謝を正常にすると、しみはだんだんと表皮に上がっていき、最終的には古い角質となって剥がれ落ちていきます。また、表面に蓄積していた角質が取り除かれることから、くすみも改善します。薬品がシミに働きかけて、シミが薄くなっていくともいわれています。目に見える改善を期待するには、ケミカルピーリングを行うとともに遮光などの対策も必要になってきます

ケミカルピーリングの値段としては初回トライアルで7000円というクリニックがあります。安いクリニックですと、サリチル酸マクロゴールを使用して1回あたり4680という価格で提供されている場合もありました。定期的に通うことを考えますと、10回で43,740円となっていました。肌のターンオーバーには1~2か月はかかりますので、その周期に合わせて通っている方が多いのでしょう。ピーリングの後にイオン導入を行っているクリニックなどは価格が高めに設定されているようです。

人気の市販ピーリング商品(詳細)価格・効果など

最近では人気の市販ピーリングゲルなどを使用して、ピーリングを行う方も増えてきました。自宅で簡単にケアできますので、定期的に行えますし、美容整形外科で施術を行うよりもリーズナブルにケアが出来ることでも人気のようです。

ピーリング化粧品に含まれている多くの成分は酸になっています。古い角質を酸の力で溶かして洗い流すというメカニズムになっています。古い角質をはがすことで新しい肌が再生するのを促す効果があります。肌のターンオーバーが促進されることで、コラーゲンの産生なども促されて、ハリやツヤがアップするという効果も期待できます。市販のピーリング化粧品に含まれている酸は植物由来のものが多いですので、肌にも比較的優しいものとなっています。

ピーリング化粧品の価格は1か月分で2000~3000になっています。メイク落とし洗顔料の役割もしつつピーリングを行うことも可能となっており、毎日使えるものもあります。固形石鹸になっているものなどは、基本的には1~2週間に1回のペースで使用するのがいいでしょう。ピーリング剤を使用した際には、きちんと水分を補給するのも忘れないようにしましょう。ピーリングをした後の肌は敏感にもなっていますので、ピーリングをした後には、紫外線対策などをきちんと行うことによっても、次に生まれ変わる素肌は白い美しい素肌になる可能性が高まります。

(※おススメ関連記事→週に1度のスペシャルケア自宅で簡単ピーリングのやり方

まとめ

はだのくすみしみニキビ二の腕のぶつぶつなどを改善するために行われるケミカルピーリングについて調べていきました。クリニックで使用するものには比較的高濃度で効果の出やすいものが多いですが、肌に合わないということもありますので注意が必要です。市販のピーリング剤で、自宅でケアできるものは、効果は継続的に使用することで少し感じられるようになりますが、比較的安全に使用することが可能です。価格が安いというのもいいでしょう。その際には、使い方や注意点をしっかり読んで使ってくださいね。

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