2ヵ月に10kg以上激痩せしたマイリーサイラスが、グルテンフリーで痩せたと明かしたこともあり、近年話題のグルテンフリー。
彼女が拒食症を否定する際にTwitterで、“大事なのは体重じゃなくて健康。
みんなまず1週間試してみて!肌も身体的にも精神的にも調子が良くなってやめられなくなるよ!“と、大絶賛していたのを見て、なかなかダイエットが続かない私ですが、まずは2週間というつもりで挑戦してみました!
目次
グルテンフリーの始め方
グルテン=小麦粉だと思っていた私は、『単純にパスタやパンなどを抜けばいいんだな〜。一週間和食中心の食事にすればいいだけか!』と、かなり気楽に始めようとしていました。ちゃんと調べてみると、グルテン=小麦やライ麦などの穀物に含まれているたんぱく質の一種。薄力粉よりも強力粉の方が多く含まれています。
元々はそもそもダイエット法ではなく、アレルギーを持っている人が体調を改善するための食事療法でした。グルテンを控えることによって体調が良くなり、更には美容効果もあると、アレルギーではない有名スポーツ選手やハリウッド女優が試すようになり話題になりました。自分にアレルギー症状の自覚がない人でも、いざグルテンを抜いてみると体も精神的にも楽になり、抜いてみて初めて自分にグルテンが合わないと気付く人も多いそうです。改善できるかもしれない症状に、私が悩まされている頭痛・PMSも入っていたので、せっかくだからザックリではなくストイックに試し、自分に合うか合わないかを確かめる良い機会だと思いました。
カナダや欧米では、グルテンフリーが浸透しているので、スーパーでもレストランでもグルテンフリーの商品には大きくグルテンフリーと書いてあるし、普通なら小麦粉が必要なものでも、米粉やトウモロコシ粉を代用した商品が数々あります。グルテンフリーと書いてあるシャンプーもあるので、きっと何も書いていない普通のシャンプーにはグルテンが入っています。食品以外にも入っているグルテン、避けられるならなるべく避けたいですね。
料理をする際に食材の原材料を確認してみると、予想以上に小麦粉が含まれている物が多いことに気付きました。醤油、コンソメ、味覇(ウェイパー)、麦味噌などの調味料にも含まれていますし、うどん、そうめん、お蕎麦(十割蕎麦以外)、当然ラーメンにも小麦粉が入っている。飲み会でまずは生ビールで乾杯!といきたいところだけど、ビールも麦焼酎もダメ。
私が試行錯誤して置き換えた、おすすめの食品を紹介します。
おすすめのグルテンフリー食品
麺類の代わりに フォー・春雨・こんにゃく麺・しらたき・ビーフン
フォーは米粉で作るベトナム料理の平たい麺。ラーメンなどスープ麺が大好きな私には救世主でした。パクチーが嫌いな人には、スープ春雨。インスタントで安く簡単に食べられるので出先でも困りません。こんにゃく麺や白滝もヘルシーでダイエットに向いています。ビーフンも焼きそばやパスタが食べたくなったときに◎。
パンの代わりに アレパ(Arepa)
私は普段そんなにパンを食べる方ではないのですが、なぜか食べちゃダメだと思うと無性に食べたくなってしまい、パンを我慢するのが一番辛かったです。アレパのおかげで、パンを食べたい欲を抑えられたのですごくおすすめです!
アレパを知っている方はあまり居ないのではないかと思うのですが、アレパとはトウモロコシ粉から作るコロンビア・ベネズエラの伝統料理です。私たちが朝ご飯に納豆と白米を食べるのと同じような感覚で、現地の方の定番の朝食です。
なかなか日本でアレパを提供しているレストランはないと思いますが、調理済みのトウモロコシ粉はネットで手に入ると思います。作り方は簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。私は、ベネズエラでメジャーの調理済みコーンフラワー(Harina P.A.N)を購入しました。この商品名PANの通り、スペイン語でパンはPANです。
作り方を簡単に紹介します。
作り方
① ボールにぬるま湯と少量の塩を入れる
②コーンフラワーを少しずつ混ぜながら捏ねる
③ まとまりになったら、5分程生地を寝かす
④形を作っていく(普通厚さは1.5cm程、手の平サイズですが、お好みで)
⑤バターを引いて熱したフライパンで片面約5分ずつ焼く
⑥火が通ったら、横半分に切れ目を入れる(完全に切り離さない)
⑦あいだに自分の好きな具材を挟む
出来上がりは、少し堅めのパン+ホットケーキみたいな感じです。
私は、何個も小さいアレパを作るのが面倒で、1つでお腹いっぱいになるくらいの大きなものを作っていました。バターをあいだにも塗って、チキン、プルドポーク、チーズ、ワカモレなどを挟んで食べるのとすごく美味しいです。サンドウィッチのように何を入れても合うので。飽きずに毎日家で簡単に作れます!
どれくらい効果があったか?
2週間での成果は、グルテンによる食欲増進がないおかげか、暴飲暴食がなくなったので体重も少し落ち、腸内もスッキリした気がしました。ダイエット効果も期待出来そうだったので、そのまま1ヶ月続けてみることに。禁断症状のように無性にグルテンを摂取したくなるので、まず2週間試してみて、徐々に期間を伸ばしていって習慣づけていくとあまりストレスなく続けられると思います。1ヶ月もすると、グルテンを摂取しないことに体も慣れたようで、我慢もツラくない。自炊するにしても外食をするにしても、楽になりました。心身ともに楽になった気がします。
具体的な変化は、
- 目覚めが良くなった
- 暴飲暴食しなくなった
- 集中力が上がった
- 疲れにくくなった
- 快便になった
特に、偏頭痛だと思っていた頭痛の頻度が明らかに減ったことPMSの症状が治まったことは、本当に大きい変化でした。生理前の胸の張りがひどかったので、いつも胸の張りでそろそろ生理来るんだなぁ、と思うのが当たり前になっていましたが、張りや痛みが本当に一切痛くなくなり、本当に嬉しかったです。
そして、便秘解消の効果もあると思います。私は元々快便が更に快便になって本当にお腹がスッキリしました。ご飯などは普通に食べて良いので、主食はご飯かアレパでちゃんと炭水化物はとっていたのですが、1ヶ月で2キロほど落ちました。
グルテンを控えることによって、間食が減ったのも大きいと思います。ケーキやクッキーなど高カロリーなデザートや、ポテトチップスやフライドポテトなどの揚げ物にも小麦が使用されているので控えました。代わりに、韓国のりやお煎餅を食べていました。断然ヘルシーですね。お酒を飲むにしても、ビールではなく、健康に良いと言われている、赤ワイン。そこまで我慢しているわけではなく、自然とカロリーを抑えられました。
グルテンフリーのメリット・デメリット
デメリット
最初の1週間は特に、禁断症状のようにパンやケーキなどグルテンが入っているものをとにかく無性に食べたくなる。
そこで自分に打ち勝つ強い意志が大事です!グルテンは食欲増進させるので、ダイエットの大敵。好きなものを好きな時間に食べていてはいつまでも痩せられない、と自分に言い聞かせて、体が慣れるまで辛抱しましょう。
メリット
健康的に痩せられる。
日本人には、先祖代々から続く伝統的な和食が一番体に合います。グルテンが入っているものの大体が高カロリーな加工食品で、体にも良くないものばかりです。そういったものを控えることによって、腸の働きや体の調子が良くなり一石二鳥ですね。
最後に
多少の我慢はダイエットには必須だと思います。ダイエットが目的でも、健康を見直すためでも、ぜひグルテンフリーダイエットを試してみてください!