【タロット占い】タロットカードの小アルカナの意味|カップ編

タロット占いに使用するタロットカードの小アルカナには4つのスートがあり、トランプが原型になっています。

小アルカナの各スートは、エースから10までと人物カードのペイジ・ナイト・クイーン・キングの14枚で構成されています。

各スートは「ワンド」「カップ」「ソード」「ペンタクル」の4つで、それぞれにエレメントを当てはめてカードの意味をイメージします。

エレメントは星座と同じ「火・水・風・土」ですが、ワンドが火、カップが水、ソードが風、ペンタクルが土となります。

今回は小アルカナカードの中でも愛や感情、心の繋がりと関わりの深い「カップ」の意味について解説いたします!

目次

小アルカナ❝カップ❞の基本的な意味

タロットカードのカップは、

  • 「感動」
  • 「親密さ」
  • 「愛情」
  • 「共感」

など、感情的な部分と深く関係しています。

タロットカードはスートだけではなく数字にも意味があり、同じカップでもエースと10では意味も大きく変わります。

水の元素がエースから人物カードのキングまで、どのように変わっていくのか?

各段階のカップのカードからメッセージを受け取ってみましょう。キーワードとともに順に解説していきます。

カップ・エース

<キーワード>愛の始まり・幸福な知らせ・情動

水がたくさん注ぎこまれた絵柄のカードです。

カップ・エースのカードは、水の元素のもつ「愛」の純粋な部分を表しています。

思わず心が踊るような嬉しい感情の到来や、好きな気持ちが膨らむことなどを意味しています。

また、絵のイメージから、「決して枯れることのない思い」を表しています。

カップ2

<キーワード>相思相愛・結びつき・契約

2人の男女がお互いに杯に入ったカップを交わそうとしている絵が描かれています。

このことから、男女関係では相思相愛や思いが繋がることなどを表します。

また告白が成功することや、プロポーズの意味も含まれています。

仕事関係では、契約が無事に結ばれることを意味し、人間関係の場面では良好な関係を築いていけることを表しています。

カップ3

<キーワード>喜び・祝福・交流

3人の女性が集まって楽しそうに交流している姿が描かれています。

カップの3はお祝い事に関する出来事や女子会、人との交流が活発になることを意味しています。

また、一つの目標に対して周囲も同じ方向を向き、楽しんで進んでいけることを表しています。

盛り上がるカードですので、逆位置では不誠実な気持ちや三角関係、悪ノリすることなどを意味します。

カップ4

<キーワード>不満・停滞・新しい機会

胡坐をかいた男性が、差し出されているカップに気が付かずに下を向いています。

カップ4は、不満を抱えながらも自分では何もしようとしていないことを示しています。

「愚痴」や「不平不満」、「マンネリ」などを表し、隣の芝生が青く見えているような状態です。

ですが、差し出されていることに気が付けば新しく前に進んでいけることを示唆しています。

カップ5

<キーカード>喪失・ショック・過去への執着

カップから水がこぼれてしまい、悲しそうにしている人の姿が描かれています。

この人物は、カップの後ろにはまだ2つのカップが残っていることに、目を向けることが出来ません。

失ってしまったものやに目が向いてしまい、後悔などの気持ちを持っています。

愛では失恋や別れを意味し、心に傷を負っている状態です。

カップ6

<キーカード>昔を懐かしむ・ピュアな愛情・友愛

お花の入った綺麗なカップを小さい子どもに差し出す絵が描かれています。

今ではなく昔を懐かしんで思い出に浸っている時によく出るカードです。

そんなことから、旧友や幼馴染などを意味し「あの時はよかったな…。」と純粋な気持ちを再起しています。

昔の思い出に浸り過ぎているときは、「今を生きるように」と注意を促しているカードです。

カップ7

<キーワード>妄想・優柔不断・選択肢の多さ

7つのカップに盛られた魅力的な品々を前に迷っている男性がいます。

これはこの男性の理想的な世界を描いている可能性と、たくさんの選択肢で真実が分からなくなっている状態を表しています。

理想像が独り歩きすると、妄想になり現実の世界がおろそかになってしまいます。

イメージ力は大切ですが、行き過ぎると地に足がつかなくなることを示唆しています。

カップ8

<キーワード>別れを告げる・現実への失望・もっと良いものを求める

積み上げたカップを背に旅立つ人の姿が描かれています。

この人が積み上げた実績や経験、大切にしてきた思い出などを手放したことを表しています。

この人物は新たな旅へと進む決心をしています。現状に疲れているときや、期待外れによって、新しい何かを求める心境を表します。

カップ9

<キーワード>願いが叶う・満足する・贅沢

カップの9は別名「ウィッシュカード」と呼ばれていて、願望成就を意味するカードとして有名です。

棚から牡丹餅のようなラッキーな出来事を示していたり、贅沢に浸ることを表しています。

しかし、この成就は自分の努力によってというよりも、周囲の力あっての成功ですので「感謝の気持ちを忘れずに」というメッセージでもあります。

カップ10

<キーワード>家族愛・平和・調和

カップの9では一人で満足気に座っている人物が描かれていましたが、カップの10では「幸福を周囲と分かち合う」ことがテーマとして描かれています。

近すぎていつもは気にも止めないような、家族や友人との繋がりと関係の深いカードです。

幸福はワンドのように刺激的な成長の機会だけではなく、誰かと分かち合うことで何倍にも増えていくことを意味しています。

カップ・ペイジ

<キーワード>感情的になる・芸術的・純真無垢

カップのペイジは純真無垢な幼い子供の姿です。

この少年はカップに入っている魚と会話ができます。

心の優しい純真で素直な心を意味し、裏の無い行動で周囲の信頼を得ることができます。

また、直感的に何かをすぐにパッと理解できたり、動物の声を聞くことができる人を表しています。

カップ・ナイト

<キーワード>繊細・ロマンチック・洗練されている人

カップのナイトは、人の気持ちに敏感で繊細な心の持ち主を表しています。

ロマンチックで、特に女性が喜ぶような甘い言葉を言ったり、シュチュエ―ションを作ることが上手な人物です。

洗練されているので、独特の世界観をもっていいる人も多いでしょう。

芸術肌でアーティスト気質の人物の表れです。

嬉しい機会に恵まれることや誘われることを表しています。

カップ・クイーン

<キーワード>優しい女性・受容性・スピリチュアル

カップのクイーンは人の話を聞くことに長けている聞き上手な女性を表します。

女性らしく華やかで包容力のある振る舞いをする人や、直感的に冴えていて人の悩みを見抜く洞察力のある人物も表しています。

自己主張は苦手なタイプですが、いつも穏やかで人の気持ちを優先できるので老若男女問わずモテる人物です。

カップ・キング

<キーワード>寛容・思いやり・聡明さ

カップのキングは他のどのスートのキングよりも気さくで親しみやすい人物を表しています。

聞き上手な上に、現実世界においての具体的なアドバイスもできるため、相談しやすい人物です。

カップのキングは、威厳を保ちながらも人に寛容でいて、緊張感を持たせずに人々に癒しを与えています。

まとめ

小アルカナ・カップのスートについて解説しました。

カップを理解するキーワードは「愛情」や「穏やかさ」「流動的な心」でしたね。

水の流れをイメージしてカードの意味を読み解くと、メッセージが聞き取りやすいでしょう。

ワンドでは、成長や情熱、リーダーシップによる成長を表していました。

しかし、カップでは人との関わりや愛情面、人との協力関係にフォーカスした意味を表していました。

自分一人ではなく、時には人に頼ることも「心の成長には必要なんだよ」とカップのスートは優しく告げています。

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