デコルテのしわ対策!首のしわのケアだけでは不十分な理由

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デコルテのしわを語る前に、まずデコルテが一体何かという根本的なところを知らない方も見えると思いますので、まずはそのご説明からさせていただきます。

デコルテとは一般的に体の部位を指す言葉なのですが、フランス語で「decollete」と書きde(離れた)collete(首)の意味を持っていることから、上下は首から胸元、左右は両肩が範囲となります。

要するに服を着た際の襟開きがデコルテで、この部位を女性がよくファッション的な意味で見せることが多いことから、そういうファッション性の女性だと死活問題になりかねません。

ではそんなデコルテにどうしてしわができてしまうのか、その理由についてご説明します。

皮膚が薄くて干渉を受けやすいから

デコルテの部位を鏡で見渡してみると、やはりそこは体の末端ではなく体幹側となりますので、どうしても指先とかに比べて皮膚が薄くなります。

特にデコルテは、人の体の皮膚において最も薄いと言える部位ですので、薄いだけに外的な干渉をとても受けやすいのです。

なので、例えば姿勢が悪いとデコルテ付近がたるんだり、皮膚が寄ったりするのが長時間続きますので、それだけでしわになってしまいます。

そして皮膚が薄いだけに乾燥に弱く、水分を失った皮膚は張りがなくなったり収縮したりで、それもしわができる要因となってしまいます。

下手をすると、寝るときの枕が高く首が傾くだけでしわになることもあって、デコルテというのは本当にデリケートな部位なのです。

加齢や首や鎖骨付近の筋肉の衰えによるもの

よく年齢が嵩むと肌の衰えを感じることがありますが、これは皮膚内部のコラーゲンが少なくなってしまったことで、皮膚を持ち上げる力を失ってしまったのが原因となります。

皮膚を持ち上げる力を失ったことで皮膚余りができてしまい、それが日常化することでしわが形成されてしまうのです。

もちろんそれはデコルテも例外ではなく、加齢でコラーゲンを失うことによりデコルテ近辺の皮膚も持ち上げられなくなり、皮膚余りができてしわとなってしまうでしょう。

筋肉の衰えもデコルテのしわの原因となります。

デコルテには胸鎖乳突筋、鎖骨下筋、小胸筋などがあるのですが、この筋肉が衰えてしまうことでデコルテのボリュームがダウンしてしまうことにより、皮膚のたるみができてしまいしわになるのです。

紫外線の影響を受けやすいから

デコルテがファッション的な意味で見せることが多いのは先にあるとおりですけど、それが何を意味するかと言うと「露出する」ことになります。

露出するということは外に曝されている訳で、外に曝されていればそれだけ紫外線を浴びやすく、それのせいでしわになってしまう恐れがあるのです。

紫外線は皮膚の水分を失わせ、乾燥を招いてしまうことはご存じだと思います。

皮膚が乾燥してしまえば皮膚の張りがなくなってしまい、それが元でしわになってしまうのです。

首のしわとの違い

デコルテの場所は前項で分かったものの、では「首」と一体何が違うんでしょう。

ネット上にはデコルテのしわだけに言及するサイトもあれば、デコルテと首のそれぞれのしわに言及しているサイトもあって、これらの違いがよく分からないと思います。

この違いについては、デコルテの場所が「上下は首から胸元、左右は両肩が範囲」であることから、一般的にデコルテというのは「首も含む」という考え方が正しいでしょう。

「首のしわ」というのは、あくまで「デコルテの中にある首にスポットライトを当てている」だけで、厳密に言えば首もデコルテなんです。

となると、デコルテには「首以外の部位」があることになりますよね。

それは、何度も繰り返しますけどデコルテは「上下は首から胸元、左右は両肩が範囲」ですので、

「鎖骨付近」も含まれるのです。

なのでデコルテのしわというのは、「首のしわ」と「鎖骨付近のしわ」を指し、首のしわは「首のしわ」でしかないというのが答えになるでしょう。

対策

では、そんなデコルテのしわにあなたが気付いた場合、今後どのように行動すれば、どんな対策をすればいいのかについてご説明します。

姿勢を正す

今この記事を読まれているあなたへ、今の姿勢のままストップです。

そしてその姿勢を客観的に見てみて、「正しい」と言えますか?

もしかして足を組んでいたり、あごを手でついていたり、身を横にして首だけこちらに向いていたりしていませんか?

その姿勢は間違いなく、リアルタイムでデコルテにある皮膚をたるませていると言えます。

このように姿勢の悪さがデコルテのしわに繋がることから、普段から姿勢を正すことでデコルテ付近のたるみや皮膚の寄りを防ぐことに繋がるのです。

顔と同じようにケアをする

乾燥や紫外線に曝されたあと、女性であれば当然そのケアをすると思いますが、実のところいつも「顔」だけで終わっているんじゃないでしょうか?

普段からデコルテを曝している方だとデコルテは顔と同じレベルでダメージを受けていますし、そうなるとケアも同等のものが求められるのです。

ですがデコルテが顔より下にあることから、日頃のケアという面ではどうしても顔と比べてもおざなりになりがちです。

なので、次回からは絶対に忘れないようにして、以降も毎回ケアするように心掛けましょう。

食生活の改善

皮膚にしわができるのは外的な要因だけに限らず、コラーゲンやビタミンを失ってしまっているなどの内的な要因も深く関わっています。

では逆にコラーゲンやビタミンを体に取り入れられるのなら、そのしわは改善されていくのではないでしょうか?

なのでコラーゲンをたくさん含んでいる食品や、各種ビタミン(特にビタミンA、ビタミンC、ナイアシン)が豊富なものを食べましょう。

できればデコルテを外に曝したあとなど、ケア的な意味で事後に摂取するようにすると、しっかりとフォローも利きます。

ただしコラーゲンはとてもカロリーが高いので、場合によってはゼラチンで代替することも考えておきましょう。

首や鎖骨付近の筋力をアップする

首や鎖骨付近の筋力の衰えがしわに繋がることから、首や鎖骨付近の筋力をアップすることでそれは避けられますし、しわができてしまったときの改善方法となります。

要は筋肉を付けてパンプアップして、皮膚に張りを与えるというやり方なのですが、何をどうやってすれば首や鎖骨付近に筋肉が付くかなんて分かりませんよね。

ではその方法をお伝えしますが、

首に関しては「首にちょっと負荷をかけて前後左右に動かすだけ」

鎖骨付近に関しては「軽いものを持ってベンチプレス」をするだけです。

中身入りのペットボトルが丁度いいでしょう。

首ならそれを持ちながら頭を抱えて10〜20回ほど動かす、鎖骨付近ならそれを持ってベンチプレスっぽく20回ほどすれば十分です。

紫外線対策をする

紫外線がデコルテの大敵なのはこれまでのとおりで、それならしっかりと紫外線対策をしてデコルテに紫外線が届かないように予防しましょう。

とは言っても、多くの場合はUVカットをするだけの簡単な方法で事足りるので、普段通りの紫外線対策に「デコルテを意識」すればいいだけです。

もっとも、天気の良い日や紫外線の強い日にデコルテを曝すことを避ければ、それだけでも十分に効果があります。

ファッションで「見せデコルテ」を好まれている方には気の毒ですが、結果的に見せデコルテができなくなることを考えたら、たまには我慢することも必要です。

(※おススメ関連記事→紫外線が起こす6つの恐ろしい肌トラブル!ケアの重要性

まとめ

デコルテのしわの違いと、首のしわの違いを理解しておかないと、デコルテと首を一緒くたにして「首のしわの対策」をしてしまう可能性があります。

でもそれでは鎖骨付近のしわにはなんら効果がないので、首のしわだけに主眼を置いても対策としては不十分なんです。

なので、首のしわが気になる場合でもデコルテとしてまとめてしまって、デコルテのための対策をした方が鎖骨付近も含めたケア、または対策にもなります。

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