最近各種TVやメディアで話題のセブンデイズカラーダイエット。気になっている方も多いのではないでしょうか?!
かつてアメリカでは、歌手のクリスティーナ・アギレラさんもこのダイエットに挑戦したことで一躍有名になりました。
食べずに痩せるダイエットよりも、食べながら痩せるダイエットに注目が集まっている中、いくら効果的といっても特定の食品ばかり摂取するのは、栄養の偏りが気になると言われてきているのが実情です。
偏ったダイエットでは、一時的に体重が落ちることに成功しても、肌荒れや生理不順になったりなど、健康的なものではなく、リバウンドが起きてしまう恐れもあります。
たとえばグリーンスムージーがひとたびブームになったりと、野菜の中でも緑色のものが最も体に良いと思われがちですが、当然人間は緑の野菜だけ取っていれば良いというわけでなく、どの色の野菜もそれぞれ異なる重要な栄養があるため、バランス良く取り入れる必要があります。
栄養バランスを意識して、食材の偏りなくダイエットできる方法はないか…それをもとに考えられたのがセブンデイズカラーダイエットなのです。
目次
セブンデイズカラーダイエットってなに?
セブンデイズカラーダイエットは、1週間一日一日の食事を7色で分けるというダイエット法です。
果物や野菜を体に取り入れる上で、最も効率的な食事法の一つと言われています。
もともと、鮮やかな色の野菜や果物は栄養が豊富に含まれており、それぞれ違う重要な栄養素を含んでいるという理論のもと、2003年に誕生しました。
セブンデイズカラーダイエットのメリット
選ぶ食品は色だけを意識するだけで良く、食品自体に縛りがあるわけではないので、ストレスを感じにくいダイエットと言われています。
また、食材を色で区別することで、それまであまり意識していなかったり、取り入れていなかったものを自然と食べるようになるため、最終的にバランスの取れた食事が完成すると言われています。
さらに、色の食材を選択する際は、野菜・果物を中心に選ぶため、知らず知らずのうちに、それまでよりも多くの野菜や果物を取り入れることになります。
そしてもう一つダイエット中の状態にうれしいのは、いつのまにか取る炭水化物の量が減っていくということです。炭水化物は、米、パン、パスタ、うどんなど、大半が白い食材であるため、基本的にこれらは、白の食品を指定されている日しか食べることができません。そのため、必然的に野菜中心の生活になっていきます。
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セブンデイズカラーダイエットによる1週間
セブンデイズカラーダイエットを実際に行ってみたとき、好きな色から始めて良いというわけでなく、実践するにも適切な色の順番があります。次に挙げるのは、最もおすすめの順番と取り入れるべき食品の例です。
1日目:白
バナナ、カリフラワー、にんにく、しょうが、マッシュルーム、玉ねぎ、じゃがいも、もやし、かぶ、ねぎ、セロリ、ひよこ豆、ナッツ、ココナッツ、など。
白い食品は、血圧やコレステロール値を下げる効果があるアントキサンチンを多く含みます。
研究の結果によると、セブンデイズカラーダイエット期間とは関係なく、一日白い野菜や果物を25グラム取るだけで、脳卒中のリスクを9%も下げることがわかりました。
また、にんにくやしょうがは殺菌作用があり、細菌やウィルスから身を守るのにも役立ちます。
2日目:赤
りんご、ビーツ、さくらんぼ、ピンクグレープフルーツ、赤ピーマン、いちご、トマト、すいか、ラディッシュ、ラズベリー、クランベリー、ざくろなど。
赤い食品は、ガンになるリスクを下げるリコピンを多く含みます。
アンチエイジング効果を含む食品も多いため、しわやたるみのない肌を作ってくれたり、動脈硬化を防ぐ効果があります。
3日目:緑
アボカド、アーティチョーク、アスパラガス、ブロッコリー、いんげん、きゅうり、マスカット、グリーンピース、レタス、ライム、ピーマン、ほうれん草、ズッキーニ、ケール、キャベツ、かいわれ、チンゲン菜、小松菜、キーウィ、オリーブ、グアバ、緑茶、パパイヤ、ニラ、水菜、オクラなど。
緑の食品は、クロロフィルやルテインを多く含み、ゼアキサンチンと一緒に摂取すると、白内障のリスクを下げると言われています。
そして、ビタミンAなど豊富なミネラルや、食物繊維を多く含み、内臓をきれいにしながら、美肌をつくるのにも役立ちます。
またビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあるので、鼻や口、喉の粘膜を正常に保ち、ウィルスの侵入を防いでくれます。
β-カロテンを含む食材も多いため、土台となる体づくりに役立ちます。
また、緑の食品は燃焼しやすい体をつくりやすくするため、ダイエットの3日目に取り入れることによって、代謝をより高める狙いがあります。
4日目:オレンジ色
アプリコット、バターナッツスクオッシュ、にんじん、マンゴー、オレンジ、柿、かぼちゃなど。
オレンジ色の食品は、心臓病のリスクを抑え、免疫力を高めたり、目の健康にも良いカルテノイドを多く含みます。
また、糖分を含む食品が多いため、満足感を得やすいことから、オレンジ色の食品は折り返し地点である4日目に設定されています。
5日目:紫
ブルーベリー、ブラックベリー、プラム、なす、いちじく、プルーン、レーズン、ぶどう、紫芋など。
紫の食品は、細胞のダメージから体を守るポリフェノールやアントシアニンという抗酸化物質を多く含みます。アントシアニンは目に良い効果もあり、眼精疲労も改善してくれます。
また食品の中で、特にブルーベリーは、加齢に伴う物忘れを防止する効果もあり、アンチエイジングにぴったりな食品と言われています。
6日目:黄色
グレープフルーツ、レモン、桃、なし、黄ピーマン、パイナップル、とうもろこし、さつまいもなど。
黄色の食品は、活性酸素を除去する栄養素を持つ食品が多くあります。
また、ビタミンCを最も含むのが黄色の食品。ビタミンCは肌のコラーゲン生成を助け、メラニン色素を作らせずに肌のシミを予防したり、すでにできてしまったメラニン色素を還元して肌のシミを薄くしてくれる効果があるため、美肌づくりにとても役立ちます。
7日目:レインボー色
7日目は特に食材に決まりはありませんが7色のものを食べることが重要です。1週間の中で食べたお気に入りの食材を組み合わせて、カラフルな食事にすることで最後の一日を盛り上げましょう。
セブンデイズカラーダイエットにおける注意点
健康的な食品を多く取ることはもちろん大事ですが、それと同時に気を付けなければならないのが栄養バランスです。
セブンデイズカラーダイエット中は、毎日必ずきっちり3食食べ、タンパク質を同時に取り入れることが重要です。
まとめ
セブンデイズカラーダイエットは、減量目的にとどまらず、栄養バランスある食事と向き合う上でも、それぞれの食材の栄養に関する知識を深める上でも、とても有効なダイエット方法です!
ダイエットするほどではないという方やお子様がいらっしゃるご家庭では、日ごろから1回の食事を7色で彩ってみることだけでも、既に栄養のバランスをいつもより気遣うことになるので、それだけでもやってみる価値ありです。
また、インスタグラムなど、SNSに写真を日ごろから公開している方は、セブンデイズカラーダイエットを始めたら、一日一日の食事の写真をアップするだけで自然と写真全体がレインボーに美しく彩られていくのでおすすめです!
何よりも、毎日色を意識するのが楽しくなるはずなので、クリスティーナ・アギレラさんが実践したビーガンダイエットぜひ1週間トライしてみては?